水子供養に欠かせないものに、お地蔵様があります。地蔵菩薩は、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)を巡って衆生を救済する菩薩で、民間ではあの世とこの世の橋渡しをしてくれるとも考えられております。
水子は親に先立つという親不孝によって地獄に落とされるとも、賽の河原で迷って泣いているとも。そこで、地獄の衆生をも救い、あの世へ導いてくれる地蔵菩薩が、水子を救う仏様として信仰されるようになりました。
水子供養とは、この世に生まれることが出来なかった赤ちゃんの霊を供養することです。
この世で生を全うすることができなかった我が子に対して、申し訳ないという懺悔や浄土で幸せに過ごして欲しいという願いを持って供養すること、水子供養を通じて命の大切さを学ぶことが大切です。
今、あなたは子供を亡くした悲しみの心の葛藤と戦い、前に踏み出せないでいませんか?
長い人生、色んなことがありますが、このことを縁とし、今生きていることを感謝する心を持ち、祖先から受け継いだ命を大切にしましょう。
生きていく中で様々な出来事がありますが、それは全てあなたが生きていく上で意味のあるものなのです。まずは、そのことを受け止めることから始まります。
色んな事情でこの世に生まれることの出来なかった赤ちゃんの霊を、きちんとご供養することが、赤ちゃんやご自身のためにも良いことなのです。供養することは、ご自身の心にも安らぎを与えることとなるでしょう。
あなたの、赤ちゃんへの想いを、ご供養という形で行いましょう。